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xCurrentとは

xCurrentとはRipple社の2つの機能を実現させるための法人向けに開発されたソフトウェアです。

xCurrentが成し遂げること

xCurrentはこれまでコルレス銀行が請け負ってきたI owe youに基づいた送金処理をより高速で、安全に、コストを抑えて実現することができる法人向けのソフトウェアです。
これまで国際送金において SWIFT と呼ばれるソフトウェアが用いられていましたが、SWIFTよりも高性能なソフトウェアとしてxCurrentの技術を導入しようとする銀行が増えました。

xCurrentには以下の二つの機能が実装されています。
1. ILPレジャー
2. メッセンジャー機能
1. ILPレジャー
ILP(インタレジャープロトコル)とは、台帳間で送金を実現させるためのプロトコルの略称です。Ripple社のコア技術となります。
2. メッセンジャー機能
銀行側でリアルタイムでどのような処理が行われているのかを通知する機能です

xCurrentとRippleのソフトウェアソリューション群との関わり

Rippleは
  1. xRapid
  2. xVia
  3. xCurrent
上記の 3 つのソフトウェアをxCurrentを中心に 3 つの組み合わせで企業から銀行まで連携させ、従来より低コストで高速、安全な送金を実現させるソリューションになります。
そして、3 つのソフトウェアを通じて形成されたネットワークの総称を「Ripple Net」と呼びます。
3 つのソフトウェアのそれぞれの用途は以下の通りです
xRapid
エンドツーエンドで銀行間のレジャー(台帳)にXRPレジャーをブリッジさせることで高速なxCurrentでの送金を実現させます。銀行側は必ずしもxRapidを経由しなくても良いことになっており、メディア等の報道で大手銀行がリップル社の”技術”を提携したと表現しているのはこのためになります。
xVia
銀行ではない企業をRipple Netへ接続するためのソフトウェアです。
Airbnb物件を運営していた銀行口座を持っていないアフリカ人のオーナーのケースでは、Airbnbの手数料に加え国際送金手数料まで含めると 29$ あった売上が 9$ まで中抜きにされてしまうという問題がありました。
おおよそ70%のマージンになる計算です。
AirbnbがxCurrency + xRapidに接続され、国際送金手数料が安くなれば大きな手数料の負担が見込めます。
xCurrent
銀行と企業をILPレジャーで結ぶソフトウェアです。
XRPを利用して送金する場合はxRapidを経由し、xRapidを経由する際にはXRL Ledgerを通して送金できるようになります。必ずしもxRapidを経由しなくても銀行間でILPレジャーをコネクトできます。

xCurerntの仕組み

xCurrentとは
先ほどのxCurrentの説明を言い換えると、xCurrentは
ILP(インターレジャープロトコル)群の機能 + メッセンジャー機能の二つを搭載した銀行や企業の法人向けのソフトウェア
と説明することもできます。
ILPの仕組み
ILP(インターレジャープロトコル)群のインターレジャー層のILPはエンドツーエンドの台帳間のやり取りを実現するコアなプロトコルです。
ILP群は他のプロトコル層と連動して動作します。他のプロトコル層とは以下の内容になっています。
アプリケーション層
  • SPSP
  • HTTP-ILP
  • PAYTORRENT
トランスポート層
  • IPR
  • PSK
  • PSK-ECDH
インターレジャー層
  • ILP
レジャー層
  • BLOCKCHAINS
  • BANKS
  • MOBILE MONEY
ILP群のプロセスフロー
ILP群のプロトコルの紹介
アプリケーション層のプロトコルです。
送金側と受取側の口座のアドレスや通貨の単位情報をやり取りするためのプロトコルです。
トランスポート層のプロトコルです。
PSKは送金側と受取側のILPを通じた支払い条件と支払い実行を決定するためのエンドツーエンドのプロトコルです。
3. ILP(Inter Ledger Protocol)
インターレジャー層のプロトコルです。
台帳間の行き来を実現するためのプロトコルです。
レジャー層のプロトコルです。
様々な台帳へ経由するためのプロトコルです。Javascriptで様々なプログラインが用意されています。
xCurrentでは
A銀行のメッセンジャー(B銀行と相互に通知)
A銀行のILPの台帳
Exchange
バリデーターの多数決承認
B銀行のILPの台帳
B銀行のメッセンジャー(送金が完了したことを通知。A銀行と相互に通知)
上記のフロー全体がxCurrentの機能で実現できることになります。最初にメッセンジャー機能を経由した後、ILP台帳へアクセスしていきます。
xCurrentはXRPを必要としない
xCurrentはコルレス銀行が行ってきたタスクを高速で、安く、よりセキュアに実現するソフトウェアであり必ずしもXRP Ledgerを通したxRapidを経由するとは限りません。
xRapidではXRP Ledgerを経由して銀行間の取引を実現します。XRP Ledgerのネイティブ通貨がXRPになります。
メッセンジャーの仕組み
メッセンジャーはAPIを基にしたメッセージングモジュールです。送金側と受取側の銀行間で双方向で情報通知を可能にします。
メッセンジャーでやり取りする情報は以下の様になります。
送り手、受け手、支払いの送料と通貨、為替レート、リスク情報、支払いの詳細、送金時期を銀行間でやり取りしてユーザー間で情報を確認できます。

xCurrentまとめ

xCurrentの機能は、銀行の国際送金タスクを既存のコルレス銀行の枠組みに合わせた形で導入しつつあらゆるメリットをもたらすことができる革新的な国際送金のソフトウェアでした。
またxCurrentの提供するソリューションは、異なる台帳と決済ネットワーク間でも相互に連動を可能にするオープンで中立的なプロトコルであるILPを中心に構築されていました。
分散型台帳システムであるILPの機能を用いれば、トランザクションの改ざんを防ぐことができ、各銀行のリスク、プライバシー、コンプライアンスの要件の水準を満たしつつ安全なエンドツーエンドの支払いを実現できるようになります。

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